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徴用工の賃金が戦後日本共産党の活動資金に流用されていた

2019年4月3日

徴用工

「徴用工問題」をめぐって日韓で泥沼化の様相を見せているが、今14年前に発刊された一冊の本が話題となっている。
その話題となっている本とは2004年に刊行された『朝鮮総連』(金賛汀・著)だ。
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問題となっているのはその著書の中に書かれている戦後間もない時期の朝鮮総連の活動資金に関する次のような記述だ。

朝鮮総連より

「最大の財源になったのは帰還していく強制労働者の未払い賃金であった」1946年末までに朝鮮中央労働部部長名で強制労働者を雇用していた日本の各企業に未払い賃金の請求が出された。
その請求額は4336万円(現在の価値で数十億円)に達し、朝連はかなりの金額を企業から徴収し、そのほとんどは強制労働者の手に渡らず朝連の活動資金に回された。
これらの豊富な資金は日本共産党再建資金としても使用された。

簡潔に言うと「朝鮮労働者の未払い賃金を」を朝鮮人がしっかり回収し、徴用工に渡さず朝鮮総連と日本共産党が資金として懐に入れたいたということになる。

金賛汀氏プロフィール

金 賛汀は、在日二世のノンフィクション作家
京都生まれ
朝鮮大学校卒業
韓国・朝鮮問題のほか、いじめ問題などで著作多数。
かつて朝鮮総連に身を置いていたが、金日成や北朝鮮への批判でも知られる。

朝鮮総連と日本共産党との関係

日本共産党は戦前から戦後にかけて、在日朝鮮人と共に歩んでいた時期がありました。
朝鮮共産党は日韓併合の中、1925年にソウルで結成され、海外在住の同胞の間に組織を広げるため、日本に1928年、「日本部」を設置、日本の共産党員らと行動を共にしていた。

1930年代以降、日本在住の朝鮮人共産主義者は、日本共産党に所属していました。
そのため日本共産党のもとに多くの在日朝鮮人が集っていて例えば、共産党系の労働組合の全協は、最盛時の1931年(昭和6年)ごろ、組合員数は3万人だったが、うち3割を朝鮮人が占めていました。

1945年(昭和20年)、敗戦の年の10月、治安維持法違反で門司駅で逮捕されていた徳田球一ら共産党幹部が、府中刑務所を出獄することになり、その際熱狂的に出迎えたのは、数多くの朝鮮人だった。
その後、催された歓迎大会の会場を設営したのもまた朝鮮人党員である。

彼らが待ちわびていたのは、獄中15年の不屈の闘士、金天海であった。
金天海は在日朝鮮人から圧倒的な支持を集めていた。

その年の11月、共産党は再建の第一歩として、第4回党大会を準備するため、全国協議会を開催する
その準備委員に選任されたのが、徳田球一、志賀義雄、袴田里見、金天海、宮本顕治、黒木重徳、神山茂夫の7人だった
金天海は、同年12月1日に開かれた共産党第4回党大会で、7人の中央委員、5人の政治局員の一人となった。

こうして日本共産党は活動を再開したが、金天海が中央委員に選出されたこともあって、日本共産党再建初期の活動資金のほとんどは朝連が拠出した。
このように朝連と日本共産党には強い結びつきが成り立っていた時期があり双子の関係だったのだ。


朝鮮総連と日本の政党との関係

朝鮮総聯創立以前に在日朝鮮人が日本共産党で活動していたこともあって、日本共産党との関係が深かったが、1970年代中盤からは日本社会党に接近し、両党は友好関係を築いた
日本社会党左派を継承した社会民主党とは引き続き友好関係にある。
社会党出身の民主党議員へ政治献金を行っていたことも判明している。
出典 Wikipediaより

本当の愛国者と思うのであれば、金利分も含めて共産党が代々木のビルを売ってでも、遺族の方に返すべきなのではないでしょうか。

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