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中国が尖閣諸島を狙う理由が地図を逆さまに見るとよくわかる

2021年3月13日

中国は1970年代に入り突如として尖閣諸島の領有権を主張し始め、最近では毎日のように中国の公船が領海に侵入し尖閣諸島を奪取しようとする動きを活発化してきています。

中国が海警局に武器の使用を認めた海警法を2月1日に施行した。
よって中国の公船は日本の海上保安庁などへの攻撃が認められるようになりました。

なぜ中国はここまで強引に尖閣諸島を欲しがるのか、その理由は中国の大きな野望を達成するために必要なことだからなのです。



中国の最終目的、それは世界覇権を握ること

中国には大きな赤い野望があります。
それは中国共産党革命100周年にあたる2049年までに、世界の経済・軍事・政治のリーダーの地位をアメリカから奪取する」というものだ。

つまり100年かけて世界を制覇すというのが目的で、この計画は「100年マラソン」と呼ばれていす。

これは絵空事ではありません、中国は着実にその駒を進めてきていて、経済力、軍事力でもアメリカに追いつき追い抜こうとしてきています。

世界の覇権を握るためには海洋強国として軍事力で太平洋を抑える必要があり、そのためは太平洋に自由に出入りできる航路が必要となります。

航路を確保することができれば太平洋に弾道ミサイルを装備した原子力潜水艦や空母を展開させアメリカ本土を射程に入れ威嚇することが可能になります。

ところがこのように地図を逆さにしてみるとよく分かるのだが中国は日本列島、南西諸島、台湾、フィリピン、マレーシア、、インドネシアなどの領海に囲まれているため蓋をされているような状態となっています。

中国海軍は自由に太平洋に出る航路がないのが現状です。

太平洋に進出するためには、尖閣諸島を 自国の領土としてしまえば、その周りの領海を使い中国軍の艦船の航行が可能となるのです。
そのため是が非でも尖閣諸島を自国の領土だと主張し、奪取するために行動を起こしているのです。

尖閣諸島を中国の領土にすることは世界制覇を達成するためにはどうしても必要なのです。

尖閣諸島を中国領とするメリットは他にもあります。
尖閣諸島を軍事基地化することにより、沖縄の在韓米軍に睨みを効かすことが出来るし、台湾に侵攻することもたやすくなります。

青い破線で示した線は「第一列島線」と言われていて中国が領海法として制定したもので、線の内側を勢力圏内とし、アメリカを中心とした外国勢力を入れさせないようにすることを目的としたラインです。
そのために南シナ海においては強引なやり方で島を埋め立て、軍事基地化を図っています。

世界最大の海軍を創設した中国

2020年末には中国が保有する海軍の戦闘艦艇は360隻になり、米海軍を60隻あまり上回っている統計が出されている。
さらに今から4年後には400隻に上る見通しだという。

その結果、「中国はすでに世界最大の海軍力を保有していることになり、現在数の上ではすでにアメリカを凌駕している。

「中国はすでに世界最大の海軍を有するうえに、現代的な水上戦闘艦や潜水艦、空母、戦闘機、強襲揚陸艦、弾道ミサイル潜水艦、大型沿岸警備艇、極地破氷船の建造を警戒すべきスピードで進めている」

しかも、中国の核弾頭保有数が今後10年間で、現在の200個程度から少なくとも倍増するとの見通しが示されている
100年をかけて進めてきた計画を着々と進めてきており、経済面と軍事力でアメリカを抜くのは時間の問題とみられている。

野望達達成のために仲裁裁判所の判決を無視

オランダの仲裁裁判所が、南シナ海において中国が管轄権を主張する独自の境界線を認めないとする判決を出したが、習近平国家主席はこの判決を紙クズだとして、南シナ海における中国の主権および海洋権益は「いかなる状況においても判決の影響を受けない」と述べ、判決を無視している。

中国は国際法など守る気はなく、力を背景に自国のルールで行動するということです。

偉大なる中華民族を復興させる

古代から19世紀前半に至るまで、中国は世界最大の富強国家だったという誇りががあります。

しかし1 8 4 0年のアヘン戦争でイギリスに敗れて、世界ナンバー1の座から陥落し、さらに1 8 9 4年の日清戦争で日本に敗れたことで、アジアナンバー1の座からも陥落することになります。

日清戦争で日本に負けるまで清(中国)は広大な領土と人口を誇り「眠れる獅子」と思われていて東アジアを植民地にしていた欧米の列強国もうかつに手を出すことは控えていました。

日本に負けたことで清(中国)は「眠れる獅子」ではなく「眠れる豚」だったとみなされその後はイギリス、フランス、ドイツ、ロシアなどの列強国によりむさぼり食われ恥辱の100年を迎えることになる。

世界最大の富強国家だった国がアジアの蛮族とみなしていた小さな国に敗れ、100年の恥辱を味わうことになったのだから、まずその恨みを晴らさないと再び世界に君臨することはできないという思いがあります。

100年の恥辱を晴らし、偉大なる中華民族の復興を成し遂げるには同じ恥辱を与え、ひざまずかせ恨みを晴らす必要があります。

中国が世界の覇権を担ったら、日本という国は一体どのような扱いを受けるのでしょうか。
そのようなことはないだろうと思いたいところですが、中国はアメリカにジェノサイド(民族大量虐殺)国家に指定された国です。

日本が第二の新疆ウイグル自治区にならないように尖閣諸島は絶対に中国に渡してはならない。

しかし日本は憲法に縛られ積極的な対応が取れません。
そのような弱点を熟知した上で中国は戦略を立て行動を起こしています。

このような横暴な中国に対して、アジア諸国の国から自衛隊は信頼できるけれどもあの強い日本軍が戻ってきてくれたら中国は尻尾を巻いてにげるだろうとという声も聞こえる。

歯がゆさが募るばかりです。

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