過酷な中国人の日常生活編 ①

中国人のマインドはタフだ
落花生畑に群がる住民
ある都市部の若者が落花生畑を作ったところ、秋の収穫時になると近所の住民が一斉に集まり、公然と落花生を取り始め瞬く間に収奪されてしまった。
もちろん若者は抗議したが全く効果はありませんでした。
これまでの若者の労力が一瞬にして無になった瞬間である。
バイキングレストランのエビに殺到
中国人観光客がタイの海鮮レストランでバイキング形式のエビに殺到し奪い合いが始まった。
中国人観光客は台に置かれたエビに殺到し、トングなど使わず直接皿を突っ込み、すくい上げたりしての争奪戦が始まった。
その結果、エビは中国人観光客に取りつくされ、他の観光客が取りに行ったときには何も残っていなかった。
スーパーの試食売り場で争奪戦
リニューアルされたスーパーの無料試食売り場に客が殺到し、トレーに並べられていた試食品があっという間に取りつくされ完全になくなってしまった。
中にはビニール袋を持参し、詰め込んでいる強者もいる。
ホームレスのための昼食も奪い去る
上海市が貧困者であるホームレスのために用意した無料の昼食も、ホームレスよりも早く到着した人々により瞬時に奪い去られてしまった。
これには肝心のホームレスも立ち入る隙が無く唖然とするしかなかった。
横転したトラックに群がる人々
中国の山東省で桃を積んだ5トンのトラックが横転し、積んでいた桃が散乱する事故が起きた。
それを聞きつけた付近の住民が次々と集まってきたが、救済するのかと思いきや、けがをした運転手はそっちのけで一斉に散乱した桃を収奪し始めた。
桃を袋に入れて運び去る人や、リヤカーを持ってきて大量に桃を運ぼうとする者であふれ現場は修羅場と化した。
中国人がモラル(道徳観)を無くした背景
中国は5千年と言われる長い歴史の中で多くの新しい王朝が生まれ、滅ぼされるということが繰り返されてきました。
そのたびに敵方に対する激しい粛正、略奪、裏切りが常に付きまとい、その混乱により飢餓が起こり多数の民衆が餓死することが度々起こります。
このように繰り返される歴史の中で、生きていくためには陰謀、裏切り、嘘は必要なことでただの正直者は生きていけませんでした。
目の前に物が落ちていれば奪うことなど当たり前のことです。
そしてさらに中国人の道徳観や倫理観を決定的に破壊したのが毛沢東が起こした「文化大革命」です。
毛沢東は理想とする社会を作るためには旧い思想や文化は邪魔になるとしてそれまで培われてきた伝統や知識など過去の文化を全てことごとく壊した。
宗教は新しい価値観を確立するためには障害物であるとみなし儒教も徹底的に弾圧したのです。
その結果、中国では論語の心や儒教の精神は無残に破壊され、「仁・義・礼・智・信」を捨て去り、利益だけを求める社会になってしまった。
人が人らしく形成されるのに必要な基盤を全て破壊し、滅ぼしてしまった結果、その後に残ったものは生き残るために必要なウソ、裏切り、拝金主義、これが今の中国人の考え方を作ってしまったと言える。
このような歴史の中で培われてきた中国人のマインドはタフであり、日本人にはとても真似できない。