歴史というのは事実に基づいて作られるものだと思われますが韓国においては全く違います。
韓国の歴史のあり方について重要なのは、歴史は民族の心を揺さぶるものでなくてはならない、そのため民族的満足感を与えるストーリーがまずあり、それに都合のいい資料を付け加えて出来上がって行きます。
こうであって欲しい、こうでなくてはならないという願望が第一にあり、事実は二の次なので歴史物語になっているのです。
そのため時が経過するほど歴史が捏造され、日本はますます韓国を蹂躙した悪者にされていき、それに比例して日本人への憎悪が増幅され、反日感情が高まって行きます。
現在、日韓関係がここまでこじれてしまった原因は双方であまりにもかけ離れてしまった歴史認識の違いにあると言えます。
これでは相互理解など不可能となり、友好関係など築けるわけはありません。
どのように捏造されたのか見て行きましょう。
目次
歪めれた韓国の歴史
韓国はずっと自主独立国であった
日本が併合する前までは韓国は「李氏朝鮮」と呼ばれていました。
「韓国はずっと自主独立の国であり、それを日本が侵略した」と言っているがその歴史認識は正しいのでしょうか。
併合前の朝鮮半島は土地が痩せており、貧しく、長らく清(中国)に隷従し、属国としてなんとか生き延びてきた。
中国の年号を使う半独立国となって日清戦争で日本が清に勝利し独立させるまでおよそ500年もの間続いたのである。
自主独立の国ではなく中国の属国として存続していたのです。
中国からの勅使に対して、朝鮮王は世界一屈辱的な礼と言われる「三跪九叩頭の礼」を持って「迎恩門」で迎えることを義務付けられていた。
朝鮮の王朝は、莫大な贈り物を中国にしなければならないが、貧しかったので金品では全てをまかなえず、若い女性を朝貢品(「貢女」という)として差し出していた。
李氏朝鮮時代は500年もの間、中国の属国であり、その後は日本の統治下に置かれ、戦後はアメリカの傀儡により国が作られた。
自主独立などどこにもありません。
併合前にすでに近代産業が芽生えていた
「近代産業は日本統治以前に芽生えていたから、日本の力がなくても自力で近代化が出来た。
だから日本による35年の支配さえなければ韓国の近代化はもっと進んでいたと教えられているがそれは本当だったのでしょうか。
併合前の韓国は500年もの間中国に隷属していたため全ての技術の発展ががない停滞した時代であり、1910年のインドよりも朝鮮半島は貧しく、併合前の大韓帝国は東アジアの最貧国だったと言われています。
その理由は李氏朝鮮を支配していたのは両班(ヤンバン)という支配者階級でしたが、両班は労働などは卑しい者のすることで恥としていたため少しも働きませんでした。
四書五経を読み、儒教の祭りをし、お茶会を開き宮廷での行事に毎日を過ごしていました。
ではどうやって食べていたのでしょう。
両班は金がなくなると農民のところへ使者を使わせ、要求する穀物を支払うまで鞭打ち取り立てていました。
人口のほとんどを占める一般民衆を、生かさず殺さずの状態におき、そこから搾取していました。
両班には国を豊かにするなどという考えは毛頭なく自分たちが暮らしていければそれで良かったのです。
そのため人間が通れる安全な道路もなく、殆どの河川には橋がありませんでした。
社会の基盤が有史以来殆ど変わることなく古代の貴族社会がそのまま500年継続していたに近いような状態だったのが併合前の朝鮮の姿だったのです。

漢城市内(現在のソウル)の併合前の市民の暮らし
日本は韓国を武力で植民地化したのでしょうか
日本は武力で朝鮮を制圧し、植民地にして朝鮮の人々を弾圧したと言われているが本当なのでしょうか
併合に関しては大韓帝国の中でも内部に派閥ごとの併合への賛成・反対の違いがあり対立があったが、当時欧米の列強国と肩を並べていた一等国である日本との併合により政府と社会を発展させるべきだと言う意見が大勢を占め、これに基づき1910年の8月22日に韓国併合条約が寺内正毅統監と李完用首相により調印されたのです。
この併合を欧米の列強国はどう見るかを危惧した日本は各国に打診をしたところ併合に反対する国は一国もなくむしろ東アジアの安定につながるという見方であった。
韓国併合条約は両国の合意の下に調印された正式の外交文書で、各国にも承認されていたのです。
併合前、朝鮮の実情をよく知っている伊藤博文は「朝鮮半島を併合してもメリットはない、併合による莫大な費用を日本の国民に負わせるわけにはいかない」として反対をしていた。
その反対をしていた伊藤博文を朝鮮の独立運動家であり併合に反対していた「安 重根」に殺害されてしまったため国内でも急速に併合に意見が傾き締結へ進みます。
安 重根は伊藤の考えを理解しておらず勘違いをしていたのです。
もしかしたら、伊藤博文が暗殺されなかったら併合はなかったかもしれません。
しかし、歴史的背景などはどうでもよく、反日が国是である韓国では日本の重要人物を暗殺した「安 重根」は反日のシンボルとして現在英雄として扱われている。
「植民地政策」とは植民地とした民を奴隷として扱い富を強奪することを目的として行われるものである。
太平洋戦争が始まるまでは日本とタイを除き東アジアの国は全て欧米列強国の植民地にされていて、インドネシア人は家畜より酷い扱いをされていました。
これが植民地化であり、多額の金を持ち出し、植民地とした国のインフラ整備を行う等聞いたことがあリません。
ではなぜ日本はそうしたのでしょうか。
それは朝鮮や台湾を同じ日本の国の一部としていたからです。
だから植民地ではなく併合なのです。
併合して日本は韓国に何をしたのでしょうか
韓国では日本が韓国を併合してから終戦までの35年間を「日帝三十六年」と呼び、その間に朝鮮から7つのものを奪ったとしている。
「日帝の7奪」と呼ばれ・資源、・国王、・主権、・人命、・土地、・姓氏、・国語など7つを奪ったと教えられている。
後々千年先までも韓国人の恨みを買うどんひどいことを日本は行ったのでしょうか。
それはなんと韓国を社会を発展させてしまったのです。
まさかそんなことで恨まれるとは当時の日本人は夢にも思いませんでした。
詳しくはこちらの記事で
日本の大失敗」韓国を併合して日本が行ったひどい事
韓国は日本と戦い勝利して自力で独立したというストーリーが必要だった
「大韓民国臨時政府は、第二次世界大戦に先立つ何年も前から日本と戦争状態にあった」と主張し1951年1月26日、李承晩大統領は対日戦勝国つまり連合国の一員であるとの立場を主張し、参加を米国務省に要求したが、アメリカ合衆国やイギリスによって拒否されている。
そもそも韓国は終戦まで日本の一部であり、韓国軍など存在しないし、同じ国通しで戦うことなどありえない。
これは当然のことであるが韓国側はこうしたアメリカ側の判断を受け入れがたいとみなし、韓国側は「韓国の参加を排除したことは非合理性が犯す非道さの極まり」と非難した。
韓国側の狙いは戦勝国の一員になれれば日本に対して多額な賠償金を請求できるからだ。
要求が受け入れられなかったうっぷんを晴らすように李承晩は翌年国際法に反して一方的に李承晩ラインを設定し、そのライン内に竹島を取り込み軍事力を用い韓国の領土にしたのです。
戦後、韓国の独立は棚ぼた式にアメリカアのご都合主義によによって与えられたものだが、それでは彼らのプライドが許さない。
日清戦争で日本が勝利したことによって初めて朝鮮が清国(中国)から日本が独立させたことや、日本人として一緒に太平洋戦争を戦ったなどという歴史の事実は、彼らにとっては消し去りたい悪夢なのです。
そのためには日本と戦って戦勝国の仲間入りを果たしたというストーリーが欲しかったのです。
常識で考えればそれはいくら何でも無理だろうと思うのですが、自分たちの望む物語を作り出すためならどんなことでも行おうとするのが韓国らしいと言えばそうなのですが。
韓国という国は1948年になって成立しています。
日本を打ち破って建国したというなら1945年のはずですが??
慰安婦問題
1982年に朝日新聞は「韓国・済州島で200人の慰安婦を奴隷狩りした」という吉田清治という男性の証言を報道します。
それまで韓国では問題にしていなかったのですが、ここから従軍慰安婦問題」への関心が高まりを見せるようになります。
その後も朝日新聞は16回にも渡り「強制連行」の根拠として報道を続け政府を非難しました。
やがて既成事実として韓国に広がり今日に至っています。
ところが、1995年になって吉田氏自らが自分のした証言は虚偽の創作であることを認め、朝日新聞も非難を受け9年後の2014年にやっと16本の記事を訂正し謝罪した。
記事を訂正、おわびしご説明します 朝日新聞社 慰安婦報道、第三者委報告書
徴用工問題
今、韓国ともめている徴用工問題とは、第二次世界大戦中に日本の統治下にあった朝鮮から強制的に兵器工場や炭鉱などに動員されて悪辣な環境の下で奴隷のように働かされて塗炭の苦しみを味わった、というのが韓国社会に定着しているイメージです。
そのことに対して日本は賠償金を払えということです。
しかし、事実はそうではありません。
韓国人だけを強制的に低賃金で働かせていたと思われがちですが、日本人もたくさん働いていたし、賃金も日本人と同じように支払われていました。
韓国の就業紹介所で募集が行われ、何倍もの倍率を突破した人だけが徴用されたのです。
ですから、徴用工ではなく実際は「応募工」なのです。
日本が戦争に負けたため未払金が発生したが、それについては1965年の「日韓請求権協定」で併合したことへのお詫びと、徴用工に対する個人賠償費も含め韓国の経済援助を支援するということで韓国の国家予算の2年以上の多額のお金を払って決着しています。
問題は韓国は経済発展を優先させ、個人への賠償金を払わずにすべて使ってしまいました。
ですから本来は韓国の政府に請求するべきものなのです。
韓国の良識派が立ち上がった。
2019年7月2日にジュネーブの国連欧州本部で行われたシンポジウムで「韓国・落星台(ナクソンデ)経済研究所の李宇衍(イ・ウヨン)研究委員が徴用工問題について「賃金の民族差別はなかった」と報告した。
さまざまな資料から、韓国側の見解が歴史的事実とはまったく違うことを突き止めその結果を発表したのだ。
李宇衍(イ・ウヨン)研究委員は特に親日派というわけではなく、「真実の歴史を回復することが日韓関係の真の改善につながる」として文在寅(ムン・ジェイン)政権による異様な「反日民族主義」に異を唱えている。
李宇衍研究委員は帰国後暴漢に襲われている。
「韓国は日本との約束守るべき」 韓国・落星台経済研究所の李宇衍氏 産経新聞
韓国経済を急速に発展させた「漢江の奇跡」
1965年に「日韓請求権協定」が結ばれこれにより、韓国政府は日本から総額8億ドル(無償3億ドル、政府借款2億ドル、民間借款3億ドル)の支援を受けます。
朝鮮戦争により壊滅的打撃を受け、1人当たりの国民所得は世界最貧国グループであった韓国経済はこの巨額の支援金を使い、政府が産業育成を主導し、社会インフラを構築して経済発展を遂げることになる。
これが「漢江の奇跡」と呼ばれています。
当時の韓国の国家予算が3億5000万ドルですから、8億ドルという援助がいかに巨額な物であったか分かると思います。
また、アメリカの要請で、ベトナム戦争へ韓国軍を派兵しました。ベトナム戦争の戦時特需が韓国経済にさらなる追い風を吹かせます。
この日本からの資金を元にソウルと釜山の間に高速道路を建設し、韓国最大の製鉄会社、浦項総合製鉄所(現在ポスコ)を設立する事ができ、韓国経済は発展していきます。
日本の支援は金銭面のみにとどまらず、技術面でも多岐にわたりました。
新日鉄、住友金属、日本鋼管等から多くの優秀な日本の技術者が韓国に渡り、惜しみなく、技術指導を行いました。
こうした状況の中で、「現代(ヒュンダイ)」のような財閥が台頭するのです。
しかしこのような技術支援も韓国では知らされていません。
それどころか「日韓請求権協定」が結ばれたことにより8億ドルという多額なお金が支払われたことすら韓国国民は知らされていません。
日韓の真の友好には歴史を直視することが必要だ
日本と韓国が真の和解と友好を築くためには事実に基づいた共通の歴史認識を持つことが必要となる。
もちろん日本の行ったことが全て正しいなどと言うことはできないし、併合した側と併合された立場ではそれぞれの思いは異なるものがある。
せめて、「この部分は良かったので認めるが、この部分は悪かったので反対する」という公正な立場で歴史を判断することができれば友好関係を築くことができると思うのだが。
しかし、残念ながら親日は罪であるという風潮の韓国ではそれは許されない。
35年間併合していた韓国は反日で、50年間も併合していた台湾はなぜ親日なのでしょうか。
それは自国の歴史を是々非々で教えてきたからではないでしょうか。
良いところも悪かったところも事実を積み重ねてトータルでみたら良かった点が多かったということなのでしょう。
併合時、台湾のために誠心誠意つくし、感謝を込めて今でも神のように崇められている日本人がたくさんいます。
その代表的な人物の一人に八田與一がいます。

台湾で最も尊敬される八田與一像
台湾、嘉南の農民から神のように慕われ、命日が来る度に欠かさず墓前追悼式が執り行われる八田與一氏。
不毛の地を緑に変えた功績で台湾の大恩人と言われている。
戦後日本は中国や韓国に反論できない理由があった
これまで日本は韓国に何か問題を持ち出されて噛みつかれるたびに穏便に済ませようと「まあまあこれで」とお金を供与してきた。
これを繰り返したため、更に歴史は捏造され日韓関係は史上最悪の事態に陥っている。
なぜ日本はこのような対応をしてきたのかその背景には日本なりの理由がある。
1945年8月15日に日本は敗戦を迎え、連合軍側の占領機関(GHQ)の基に統治されることになる。
統治するために占領後における「米国の初期対日占領方針」が策定されました。
その目的は、日本国が再び米国の脅威とならぬよう、または世界の平和及び安全の脅威とならないように「WGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)」と呼ばれる「日本人洗脳プログラム」が作成されたのです。
GHQの最大の目的は二度とアメリカに歯迎えないように日本人を洗脳して日本という国の弱体化を図ることにありました。
その中にアメリカ合衆国への批判、朝鮮への批判、中国への批判はしてはならないという項目があります。
日本は特に中国や朝鮮に特に迷惑をかけたのだから謝罪要求側の歴史認識どうり全て認め、批判することなく相手の言うことを聞いてやれということです。
このことにより最近まで中国や韓国に何を言われても反論できない、ひたすら謝り続ける「土下座外交」を強いられることになったのです。
日本と韓国の子供たちが平和的な未来を作っていくためには韓国は事実に基づいた歴史の見直しの努力を、日本人はWGIPにより植え付けられた歴史の自虐史観から開放され、主張すべきところは主張し、自信を持って相手と向き合うことが必要な時にきているのではないでしょうか。
そのためには私たちも事実に基づいた正しい歴史認識を学びなおす必要があります。
マレーシア、元首相 マハティール・モハマド氏の「誇りを持て、日本人」というメッセージが思い起こされます。