韓国・北朝鮮関連

社会主義国家を目指すチョ・グク(曹国)という男の正体

2019年10月13日

今や疑惑のデパートとも言えるほどのチョ・グク(曹国)氏を9月9日に文在寅大統領は強硬に法務部長官に任命した。
連日メディアを賑わせているチョ・グク氏の経歴と正体を、また疑惑の渦中にある人物を強引に任命したのかその理由について掘り下げてみたい。




チョ・グク(曹国)氏の経歴

プロフィール

  • 82年に16歳ででソウル大学法学部に最年少で入学し話題を集める。
  • ソウル大学在学中に学生運動に参加し、マルクス主義者の理論家となる。
  • ソウル大学大学院を卒業後、蔚山大学の講師となり、その傍ら「南韓社会主義労働者同盟」(社労盟)に加わる。
  • 社労盟の綱領室長として機関紙「ウリ思想」に社会主義革命を正当化、扇動する論文を発表している。
  • 93年に社労盟が武装蜂起による革命を目指したとして国家保安法違反の罪で曹国(チョ・グク)も逮捕される。
  • 釈放後、アメリカに留学して帰国後ソウル大学で教えながら左派市民運動の指導者となる。
  • 文在寅が大統領になると司法機関すべてを担当する大統領民情主席秘書官に抜擢される。
  • 9月9日、文在寅大統領は、側近として知られる曺国(チョ・グク)氏を法務部長官に正式に任命した。

社労盟とは

社労盟(南韓社会主義労働者連盟)は1989年に発足、暴力革命によって韓国を転覆させ、社会主義政権を立てようという目的のために作られた地下組織です。
全国に支部を持ち、労働組合50と大学40に組織を持つ社会主義革命組織であり、1600人にも及ぶ最大規模の組織である。
この団体は1989年に発足し、武装蜂起に備え爆発物、毒劇物の開発などの準備を進めていたことが明らかとなっている。
そのため反国家団体として指定され現在では解散させられている団体である。

チョ・グク氏この過激な組織に属していて過激な行動をして拘束された過去がある。
チョ氏はレーニン主義者であり、社会主義者、共産主義者であり、過去にレーニンの目指した社会社会主義体制を建設するという文章を寄稿している。

そして何よりも問題なのは、9月6日に行われた国会での公聴会で
あなたは社会主義思想から転向したのかと問われ、
「転向という言葉には烙印的効果があるので、その問には答えないことが適当だ。
そのように問うこと事態が、権威主義的なやり方だ」と答えている。

チョ・グク氏は未だに暴力革命により国家を転覆させ大韓民国を社会主義政権にすることの目的は変えていないということだ。

国政の最高司令塔である青瓦台の大統領府はすでに南北統一を目指す文在寅大統領を筆頭にのチュチェ思想派が掌握している。

チョ氏が目指すのは文在寅の片腕として韓国を社会主義化し南北連邦制を実現することにある。

南北連邦制統一法案を実現させるためにはチョ氏が絶対に必要であるため疑惑の渦中にあるのも関わらず文在寅は曹国(チョ・グク)氏を強引に法務長官に抜擢した。

チョ・グク(曹国)氏は反日の中心人物

チョ氏はSNSなどを駆使した発信力に定評があり、「親日は利敵で、反日は愛国だ」という過激なメッセージを発信している。

チョ・グク(曹国)氏はこれまでも自分は社会主義者だと公言していて隠していない。
検察、警察、国家情報院、国税庁などの権力機関をコントロールすることができる絶大な権力を持つ人物が反日は利的だと発言しているのである。

朴槿恵前大統領を失脚に追い込んだ弾劾デモを画策して主導したのも、「NO安倍」プラカードをかかげる反日ろうそくデモも極左労組などが主導していて、それを指揮したのが曹国(チョ・グク)だと言われている。

これらのデモの様子を見ると見事に全員が印刷され統一されたプラカードを持っているのが分かる。
個人がそれぞれの思いで集まったのなら手書きのプラカードがあっても良さそうだが見事に統一されている。

これだけ統一された数の物を作るには相当な資金力が必要であり、組織化されたデモであることが分かる。

チョ・グク(曹国)氏の疑惑の数々

  1. 娘の不正入学疑惑
  2. 娘の不適切な奨学金受給疑惑
  3. 曺氏親族の投資ファンド疑惑不動産偽装売買
  4. 母親が理事長を務める学校をめぐる疑惑
  5. 義理の兄弟が朝鮮から石炭を密輸していた
  6. 疑惑息子の兵役逃れ
  7. 2歳の年齢詐称、事実ならソウル大学に入学したのは18歳となり最年少ではなくなる。

チョ・グク(曹国)氏は「江南左派」だと批判されている

「江南左派」の二重生活

日付: 2011年10月31日 09時40分 趙甲済

「江南左派」(*資本主義の豊かな生活をしながら親北左翼に同調する人々のこと)は体と精神が別々に動く。
体は資本主義の恵沢と大韓民国の恩恵を満喫しながら精神は金正日に売る。
きわめてアメリカ的な生活をしながら口では反米を叫び、自らはお金を求めながら、他人の蓄財を誹謗する。
人権をいいながら独裁者を庇護し、親日派を糾弾しながら日本企業からお金を貰ったりもする。

偽善者で、二重生活者で、精神健康に問題のある人々だ。(*写真は代表的な江南左派の曺国ソウル大学教授)
共産主義は宣伝理論と実践理論が正反対だ。
民主主義を宣伝しながら全体主義を実践し、平等を宣伝しながら世襲独裁を厭わない。
共産主義は必然的に人間を二重構造にする。
共産主義者は(結局は)江南左派になるしかない。
だが、江南左派が全部共産主義者である訳ではない。
韓半島には真の共産主義者は一人もいないと見るべきだ。

統一日報より

チョ・グク(曹国)氏が辞任に追い込まれた

チョ・グク法相は14日午後、声明を発表し、14日付けで法相を辞任すると発表しました。

南北の赤化統一の目的を成し遂げるために疑惑の渦中にあるチョ氏を強引に法務長官に据えたことで市民の間に怒りが爆発し、10月3日に行われた開天節に合わせて文在寅大統領を凶弾する大規模なデモが行われた。

主催者発表では300万人が参加したとされているが青瓦台前の大通りの面積から割り出すと100万人ほどではないかと推測されている。

今回のデモはチョ氏の数々に渡る不正疑惑に対して怒りを覚える学生や一般人が集まり大規模な文在寅を避難するデモに発展し、それに加え民主主義国の韓国が共産化されてしまうという危機感を覚えた保守政党や退役軍人も立ち上がりデモに参加している。

このデモの規模は朴槿恵(パク・クネ)前大統領を弾劾に追いやったろうそく集会を超える規模となっていて更に広がりを見せている。

韓国は今、内戦前夜を思わせるほどの国を二分する分断状態になりつつあり、このままでは政権を維持することが困難になると判断して今回のチョ・グク(曹国)氏の辞任の発表となったようである。


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