中国関連

「日本は重要なパートナー」とイギリスが日英同盟復活へ動きを加速

2021年3月24日

「武士道と騎士道の結びつきが再び復活か」
ご存じの方は多いと思いますが、あの7つの海を支配していた大英帝国と日本は1902年から1921年までの間、同盟国であったのです。
EUを離脱した後、イギリスが日本を重要なパートナーと位置づけ、同盟復活へ向けての動きを急速に押し進めています。



新戦略を打ち出したイギリスの動き

最新鋭空母をインド太平洋地域に派遣

イギリス海軍史上最大の軍艦

イギリスが誇る最新鋭空母クイーン・エリザベス(QE)を中心とする空母打撃群をインド太平洋地域に派遣することを表明。
自衛隊や米軍と合同演習を実施することが予定されており、また三菱重工業の小牧南工場(愛知県)で艦載の最新鋭ステルス戦闘機F35Bを整備する構想も浮上

日英EPA(経済連携協定)締結

日英が交渉入りしたのは昨年6月9日。
9月に大筋合意すると10月に署名され、2021年1月1日に発効されるいう異例の速さで進んだ。
この短期間で合意に至るというのはよほど呼吸が合わないと不可能なことで、日本とイギリスとの連携力の強さを見せた。

TPP11(環太平洋パートナーシップ)への参加を表明。

イギリスは今年の1月に日本の主導で締結された11カ国が加盟しているTPPへの参加を正規に表明した。

2017年に米国が離脱した後も日本は残りの10カ国を粘り強くまとめてTPP11を発効させた。
TPPはいま11ヵ国でつくられているのですが、そのうち6ヵ国はいわゆる英連邦、イギリスの旧植民地になります。

オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、カナダ、ブルネイ、こうした国々とは今までイギリスが持っていた元々の関係も強くあるので、この経済圏を通じて、アジアに広がる自由貿易圏に参加したいという意向である。

「ファイブアイズ」に日本の参加を後押し。

ボリス・ジョンソン首相は「ファイブアイズ」に日本が加盟する可能性について語り、そうなれば歓迎すると述べている。

「ファイブアイズ」は米国、英国、カナダ、豪州、ニュージーランドのなどで構成するアングロサクソン5カ国による機密情報共有の枠組みである。
日本の加盟が実現すれば初の非英語圏の加盟国になる。

しかし、ファイブアイズは高い機密情報を共有するため参加にはスパイ防止法が必要だが、残念ながら日本はファイブアイズに参加できるレベルには及んでいない。

クアッドに参加表明

クアッドとは日本、米国、オーストラリア、インドの首脳や外相による安全保障や経済を協議する枠組み。英語で「4つの」を意味し、その目的は秩序を破壊しようとする動きを抑え込む中国包囲網である。

そしてまた同じ価値観を持つ民主主義国家同士で一大経済圏を作る構想も持ち合わせる。

4カ国はインド洋と太平洋を囲むように位置し、自由や民主主義、法の支配といった共通の価値観をもつ国々が連携する非公式な戦略的同盟関係である。

この構想は 安倍晋三首相が政権発足時から提唱し推し進めてきたもので、トランプ政権になりアメリカの基軸戦略として取り入れ現在に至っている。

中国寄りの姿勢をとりクアッド参加に消極的な姿勢を見せる韓国に代わり英国が積極的な参加の姿勢を示している。

将来的にはアジア版NAtoに発展させていく可能性が見込まれる。

イギリスが新国家戦略を発表した背景

中国を「英国の経済安保の最大の国家的脅威」と名指し、安全保障政策の重心をインド太平洋に置くことを打ち出した。

今後、インド太平洋地域の経済圏は世界経済の中心であり続けることが確実視されている。
国際秩序を乱している中国をけん制し、インド太平洋地域に深くコミットすることで自国の発展につなげていくことを目標に大きな戦略転換を図った。

これまでイギリスは大陸国家のEUの一員として収まっていたが、離脱して自由に動けるようになったため偉大であった「グローバル・ブリテン」(世界の英国)目指す意向である。

そのためには同じ海洋国家であり、かって同盟国であった日本との「日英同盟」の復活が不可欠なのだ。

核・ミサイル戦力を増強しつつあるある中国の脅威に対し、イギリスは核弾頭保有数の上限を180発から260発に引き上げる方針を示した。

また中国を仮想敵国とみなすのにはイギリスならではの事情もある。

英国の植民地だった香港が1997年に中国に返還されるにあたり、50年間は資本主義を採用し、社会主義の中国と異なる一国二制度制度を維持することが約束されたが、中国はこの約束をいとも簡単に破ったためイギリスはメンツをつぶされた。

これに対してイギリスが黙っていられるわけはない。

全盛期には7つの海を支配し、地球上の領土の4分の1を占めていたあの大英帝国と同盟が再び結ばれれば、日米同盟と併せて日本にとってこんなに心強いことはない。

日露戦争で日本が勝利したのは日英同盟のおかげ

1904年2月から1905年9月にかけて大日本帝国とロシア帝国との間で戦争が行われましたが、当時世界最強といわれていたバルチック艦隊を破り日本は勝利したのですが、その裏には同盟国であった、イギリスの助けがあったのです。

兵力を比較してもロシア三百万人に対し二十万人と圧倒的な差があったのだからあの小さな島国の日本がロシア相手に勝てるわけはないと世界はみていたのです。

日ロ戦争で日本が勝利できたのは日英同盟を結んでいたおかげだったのです。

決戦をつけるためにロシアはバルチック艦隊をバルト海から日本へ向かて出港させたのですが、バルト海から日本までの距離は直線で結んでも8千キロもあります。
バルチック艦隊が津島海峡に到達するまで7か月を要し、その長い航海の間同盟国イギリスの妨害でほとんど港に入れず燃料や食料の補給に困難をきたし、戦う前にすでに満身創痍の状態となっていたのです。

その結果迎え撃った日本の連合艦隊にほぼ全滅させらる結果となり、ロシアは戦意を失い日本が勝利を収めることができたのです。

明治維新とイギリスとの関わり

1863年の維新5年前に、長州は5人の若者を英国に留学させました。

その時のメンバーは後に総理大臣となる伊藤博文をはじめ、井上馨、山尾庸三、井上勝、遠藤謹助の5人が、見つかれば「死罪」という国禁を犯して横浜を出港、ロンドンに到着します。

この5人は「長州ファイブ」と呼ばれイギリスは丁重にもてなし、面倒を見てくれ民主主義のあり方、議会制度、外交、商業・金融などについて丁寧に教え、伝えてくれたのです。

ここから日英150年の絆が始まりました。

イギリスは明治日本の近代化と発展に最も大きな影響を与えた国で日本との結びつきが深いのです。

皇室と英国王室との関わり

皇室と英国王室との関わりは深く、外国の王族で近代になって最初に日本江を訪れたのは、1869年の英国第2王子エディンバラ公がである。

上皇さまも19歳だった53年に昭和天皇の名代としてエリザベス女王の戴冠式に参列され、その後英国王室とは家族ぐるみのお付き合いを続けられている。

天皇陛下は学習院大卒業後の83~85年に英オックスフォード大に留学し、戦後、英国は皇族方の主要な留学先となっている。
皇室と英国王室の交流は明治維新直後から長きにわたって続いており、昭和天皇、上皇さまと引き継がれてきている。

米中アラスカ会談、露わになった中国の対米戦略

「中国人に接する態度ではない」と恫喝する楊潔篪氏

3月18日から19日にかけてアラスカのアンカレッジで開催された米中外交トップによる会談は激しい非難の応酬となり、中国の対米戦略があらわになり、この時を境に「米中新冷戦」の幕開けを確認する歴史的な会談となった。

欧州連合(EU)と英国、米国、カナダは中国が新疆ウイグル自治区で重大なジェノサイド(民族大量虐殺人)を行っているとして、中国政府当局者に対する制裁措置を発表したが、JAPAN TIMESの紙面によるとそこに「日本の姿が見えない」と書かれている。

その理由は外務省中国の新疆ウイグル自治区における行動は「日本政府としては『ジェノサイド』と認めていない」との認識を示したことにある。

人権弾圧を容認するかのような発言をすることは、日本は人権弾圧を容認するような立場ととらえられても仕方がない。

イギリスから大きな期待を寄せられている日本だが、G7のメンバーの中で日本だけが取り残された形となり、人権問題で批判を展開している諸外国との間で温度差が広がりそうだ。
日本はいつからこんなに覚悟のない恥ずかしい国になってしまったのだろうか。

日本は事なかれ主義的な態度をやめ、特に相互信頼できるアメリカ、イギリス、オーストラリア、台湾などとしっかり同盟を組み、立場を鮮明にして中国と対峙するべきではないだろうか。

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